出会い系サイトで被害に会った人はどのぐらいいるのか?

ネットを介して気になる異性に出会うことができる出会い系サイト。使い方が簡単なので色んな異性とコンタクトを取れる、と人気があります。ところが、場合によっては被害に会ってしまうこともあるのだとか。
今回ご紹介するのは出会い系サイトを利用して被害に会ってしまった方のお話です。実際どのぐらい被害に会った人がいるのか、どんな被害に会ったのか、改めて知ることで出会い系サイトを安心して利用することができるのではないでしょうか。
利用した人すべてが被害に会っているわけではないので、被害状況を知ることで便利に使えるコンテンツとして今もなお人気があります。ちょっと気になる出会い系サイトの被害についてお話しましょう。
■出会い系サイトが絡んだ事件が頭を過ぎる
度々世間を騒がせるニュースの中に、男女が出会い系サイトを利用して知り合ったという話がよくありますよね。無理やり女性が男性に乱暴されたとか、男性が女性にお金を騙し取られたとか、最悪の場合は命を脅かすような事件も起きてしまいます。
ニュースになることで「出会い系サイトは危ない」と私たちの頭の中に強くインプットされるのは事実かもしれません。そのため、日本では出会い系サイト規制法が誕生しました。その結果、以前に比べると被害にあった男性、女性は急激に減ったということです。
出会い系サイト規正法とは、出会い系サイトを介して出会った男女が、援助交際のようにお金目当て体の関係を持つようなことを禁止させる法律です。今までそういった法律がなかったことが不思議なくらいですね。ネットの世界は思いがけない速さで展開しています。法律が追いつけなかったのでしょう。そうはいっても、被害がゼロになったわけではないところが残念なところです。
■どんな人が被害者になっているのか
出会い系にまつわる犯罪にはどんなものがあるのかというと、犯罪の85%が児童の被害というのですから驚きですね。これには、子供のうちからスマホや携帯を使いこなせるようになったことも原因にひとつと言われています。
親御さんにしてみれば防犯のために持たせたはずなのに、子供にしてみると防犯という意識が低く、どちらかというとゲーム感覚で使っているようです。出会い系サイトは年齢を偽って登録できるところもあるので、児童の被害が後を絶たないようです。
それから男性と女性ではどちらが多く被害に会っているのかというと、男性がおよそ94%、女性がおよそ90%となっていて、男性被害のほうが若干多いようです。割合を見ると大人も子供も、男性も女性も被害に会っていますね。
スマホや携帯で手軽に利用できる出会い系サイトだからこそ、利用する側の犯罪、被害に対する意識が大事になってくるようです。意識が変われば犯罪や被害はもっと減るでしょう。
■人の弱みに付け込むような犯罪が多いらしい
どうしてそんな手口に騙されてしまうのか、と第三者から見れば思うわけですが、当事者にしてみると相手を信用していたため騙されるとは思ってもいなかったという展開が多いようです。
実際にあった事件を見てみると、30代の男性が出会い系サイトで知り合った女子高生とドライブデートをしたそうです。このとき、女子高生の知り合いの男子学生が30代男性に「俺の彼女を連れまわして何をしてるんだ」と意気込んだそうです。
30代男性にしてみれば、あわよくば女子高生とそういう関係になれたらと思っていた下心があったため、言いなりにお金を渡してしまったそうです。男子学生の話によると、援助交際目的だから絶対に警察には言わないと思っていた」とのことです。
男性にも女性にも言えることですが、下心が丸見えのコミュニケーションは、悪い人につけこまれる可能性があることを覚えておいたほうがよさそうです。中には被害に会いながら泣き寝入りしている人も多いらしいですからね。